今年のアカデミー開催について

小澤国際室内楽アカデミー奥志賀は、2020年9月5日(土)〜14日(月)までの会期で開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、例年通りの合宿を行うことや、海外から講師陣やアジア圏の受講生を招聘することが困難である可能性など様々な事由を考慮し、アカデミー開催を中止することと致しました。開催を心待ちにしていただいておりました皆様には、大変に申し訳ございません。当アカデミーとしましても苦渋の決断ではございますが、現況に鑑み、何卒ご理解をたまわりたくお願い申し上げます。
しかしながら、今年は代替案といたしまして、小規模にはなりますが、これまでにアカデミーに参加経験のあるメンバーを主体とした2組のカルテットへの指導(オンライン指導を含む)および無観客での演奏会(会場:奥志賀公演・森の音楽堂)をライブ中継するなど、アカデミーとしての活動を継続するべく、準備を進めております。詳細は下記をご確認ください。

スケジュール
2020年
9月1日(火)〜2日(水) 東京都内にてセミナー
9月3日(木)〜5日(土) 奥志賀高原にてセミナー
9月6日(日) 演奏会

演奏会
◎公演日:2020年9月6日(日)
◎開演時間:未定
◎公演会場:奥志賀高原ホテル「森の音楽堂」
◎曲目:受講生による弦楽四重奏及び弦楽八重奏を予定

◉参加クァルテット1
ヴァイオリン:会田莉凡、坪井夏美 ヴィオラ:石田紗樹 チェロ:黒川実咲

◉参加クァルテット2
ヴァイオリン:吉江美桜、東條太河 ヴィオラ:山本周 チェロ:矢部優典

◉講師:原田禎夫、川本嘉子、ジュリアン・ズルマン、堀伝、小澤征爾

特定非営利活動法人として奥志賀高原の地で室内楽アカデミーを開催して今年で10年目となります。これまでの9年間で延べ200名余りの若い音楽家たちが、弦楽器奏者の基本である弦楽四重奏に真摯に向き合い、新しい発見をし、音楽の仲間に出会い、沢山の学びやインスピレーションを得て巣立って行きました。
今後とも当アカデミーの活動を見守り、応援のほどよろしくお願い申しあげます。

2020年 小澤国際室内楽アカデミー奥志賀 オーディション中止のお知らせ

2020年 小澤国際室内楽アカデミー奥志賀 オーディション中止のお知らせ

2020年4月17日に開催を予定しておりました小澤国際室内楽アカデミー奥志賀のオーディションは、新型コロナウイルスの感染拡大のリスク、また昨今の外出自粛要請などにより応募者の皆さまが十分な準備ができない状況にあることも考慮し、中止させていただくことにいたしました。
応募頂いていた皆さまには、ご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません。
改めて選考手段を検討し、9月のアカデミー開催に向けて準備したいと思います。
何卒、ご理解、ご了承のほどよろしくお願い致します。

「ボクの音楽武者修行」オーディオドラマ ニッポン放送でオンエア&audiobook.jp で配信!

当アカデミーの理事長 小澤征爾が、20代の頃に経験した欧米での奮闘記を綴った大ベストセラーエッセイ「ボクの音楽武者修行」が、このたびラジオ局ニッポン放送と株式会社オトバンクの共同制作により、オーディオドラマとして放送、およびオーディオブックとして配信発売されることとなりました。

小澤征爾、23歳の春――。神戸港から単身貨物船に乗り、クラシック音楽の本場であるヨーロッパを目指し、スクーターをお供に”音楽武者修行”の旅に出ます。資金もない、語学力もない、コネもない…。あるのは有り余る若さと時間、そして音楽に対する情熱でした。そんな彼が、ブザンソン国際指揮者コンクールで1位をとり、カラヤン、バーンスタインといった錚々たる指揮者たちに指導を受けながら成長し、奮闘する姿を描いた一冊は、1962年の発表以来すでに約50刷りを重ね、いまなお多くの若者、そして「何かを始めたい」と思っている現代人に力を与えています。

オーディオドラマ化にあたり、出演して下さったのは俳優の本木雅弘さん。映画『シコふんじゃった』や『おくりびと』での名演もさることながら、最近ではNHK大河ドラマ「麒麟がくる」での斎藤道三役も記憶に新しい、日本を代表する名優のお一人です。音楽への情熱に満ちた若き日の小澤を、溌剌と演じて下さいました。オーディオドラマの中では、小澤が薫陶を受けた齋藤秀雄氏、ヘルベルト・フォン・カラヤン氏らが指揮する楽曲の音源も使用されています。

ニッポン放送での放送は、2020年4月4日(土)20時10分~21時10分を予定。audiobook.jpでの配信は、4月10日(金)からを予定しています。
小澤征爾が自分の夢に向かって歩き出した若き日の一ページを、ぜひお楽しみください。


オーディオドラマ&オーディオブック 「小澤征爾・ボクの音楽武者修行」

【ラジオ放送】
ニッポン放送(AM1242+FM93)
2020年4月4日(土) 20時10分~21時10分 放送
※4月11日(土)20時10分まではradiko.jpにてタイムフリー聴取も可能

【オーディオブック】
audiobook.jp にて配信
価格:800円+消費税
配信開始日:2020年4月10日(金)
再生時間:約1時間
製作元:ニッポン放送/オトバンク
配信:オーディオブック配信サービス「audiobook.jp
特設サイトはこちら ※4月10日よりオープン

著者:小澤征爾
原作:「ボクの音楽武者修行」
出版社:新潮社
出演:本木雅弘
※オーディオドラマおよびオーディオブックで放送・配信される「ボクの音楽武者修行」は、原書からの抜粋版となります。


<本木 雅弘コメント>
世界がもっと遠かった時代に、こんな若者がいたんだと驚きました。
自ら体験していくこと、感じ入ること、 人の心に触れること、
是非ラジオを通して、小澤さんが放つ普遍的な瑞々しさを受け取ってください。
本当は丸ごと一冊を皆さんにプレゼントしたい作品です。

<小澤征爾コメント>
面白かった!
ぜひみなさんにも楽しんで頂きたいです。

【2020年 オーディション情報発表】

小澤国際室内楽アカデミー奥志賀では、毎年オーディションによって選ばれた若い音楽家たちが、小澤征爾と世界的な室内楽の指導者である原田禎夫などの講師陣の指導を受け、弦楽四重奏を勉強しています。

2020年は9月4日(金)~9月14日(月)の11日間に、奥志賀高原での講習会と、勉強の成果を披露する演奏会を行います。この講習会では、受講料等はいただいておりません。
つきましては下記のとおり、オーディションを行います。参加ご希望の方は下記オーディションページにて要領をご確認の上、ご応募ください。
2020年オーディション要項

【2019OICMA 東京公演映像公開】

7月31日に紀尾井ホールで行われた、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀 東京公演。アンコールで指揮台に上がった小澤征爾の指揮による、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第16番 Op.135 第3楽章の映像を一部ご紹介します。

【2019OICMA 東京公演映像公開】

【2019OICMA 東京公演映像公開】7月31日に紀尾井ホールで行われた、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀 東京公演。アンコールで指揮台に上がった小澤征爾の指揮による、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第16番 Op.135 第3楽章の映像を一部ご紹介します。この楽曲は、アカデミー奥志賀で長年講師として活躍し、昨年1月に亡くなられたヴァイオリニストのロバート・マン氏が、ジュリアード弦楽四重奏団期より最も愛し、何度も指揮をした曲の一つ。近年、小澤征爾も好んで取り上げている思い入れの深い曲で、7月30日に行われたリハーサルの際にも、しみじみと「良い曲だね」と受講生たちに話していました。ベートーヴェンが完成させた最後の作品としても知られるこの曲は、今年のセイジ・オザワ 松本フェスティバル「ふれあいコンサートI」(8月18日)で、小澤征爾スイス国際アカデミーも演奏する予定です。【2019OICMA Tokyo performance Beethoven video】2019OICMA closed its curtain at Tokyo performance on July 31st at Kioi Hall. Tutor of the academy Seiji Ozawa stood on the podium at the end of the concert and conducted Beethoven: String Quartet No.16 Op.135 3rd movement. This music was loved by one of the great tutors at the academy, late Mr. Robert Mann, and he conducted this piece many times. Seiji Ozawa himself also loves this work and he said to the academy students at the rehearsal "such a wonderful music". Beethoven: String Quartet No.16 will be performed by Seiji Ozawa International Academy Switzerland at the Seiji Ozawa Matsumoto Festival "Chamber Concert I" this summer.

小澤国際室内楽アカデミー 奥志賀さんの投稿 2019年8月2日金曜日

この楽曲は、アカデミー奥志賀で長年講師として活躍し、昨年1月に亡くなられたヴァイオリニストのロバート・マン氏が、ジュリアード弦楽四重奏団期より最も愛し、何度も指揮をした曲の一つ。近年、小澤征爾も好んで取り上げている思い入れの深い曲で、7月30日に行われたリハーサルの際にも、しみじみと「良い曲だね」と受講生たちに話していました。

ベートーヴェンが完成させた最後の作品としても知られるこの曲は、今年のセイジ・オザワ 松本フェスティバル「ふれあいコンサートI」(8月18日)で、小澤征爾スイス国際アカデミーも演奏する予定です。

【東京公演 小澤征爾の指揮で終演】

オーディションを潜り抜け、世界4つの国と地域から選ばれた24名の若手弦楽奏者たち。その若手たちを叱咤激励し、10日間にわたって、熱く、温かくエールを送ってきた講師たち。合宿・練習の成果を発揮する最後の公演が、7月31日 東京・紀尾井ホールで行われました。
6組のクヮルテットそれぞれが目指すのは、いまこの瞬間に、彼らにしか紡ぎだせない音色。奥志賀高原で学び、感じたことを、音楽を愛する同世代の仲間たちと本音で語った日々を、率直に音に表します。
クヮルテットの後には、原田禎夫、川本嘉子、ジュリアン・ズルマンら講師3人も一緒にステージに乗り、総勢27名によるメンデルスゾーン:弦楽八重奏 の弦楽合奏を演奏。紀尾井ホールに、奥志賀の爽やかな風と澄み切った空を運び込みました。
公演の最後には小澤征爾が登壇し、中央に据えられた指揮台へ。受講生はもとより、3名の講師たち、そして客席にいる全員が、小澤から湧き出てくる”音楽”を見逃すまい、聞き逃すまい、と集中し、ホールは熱い静寂と情熱に包まれました。小澤が若手演奏家たちに伝えようとした”魂”は、彼らの心にしっかりと届いたはずです。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。

【明日東京公演! プログラムはこちら】

いよいよ明日、今年のアカデミーの集大成を披露する東京公演が行われます。24名が6組のクヮルテットに分かれ、それぞれの1曲にじっくりと取り組んできた10日間。これからのクラシック音楽界を担う若手演奏家たちが紡ぎだすハーモニーを、ぜひご覧ください。
当日券は18時から、会場の紀尾井ホールで発売します。

●ハイドン:弦楽四重奏曲第60番 ト長調 Op. 76-1, Hob. Ⅲ: 75
 Ⅰ. Allegro con spirito IV. Finale: Allegro ma non troppo
ヴァイオリン:木ノ村 茉衣(1楽章 1st)、柴山 貴喜 (4楽章 1st)ヴィオラ: 岡田 桃佳 チェロ: 佐藤 桂菜

●シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op. 41-3
 Ⅰ. Andante espressivo – Allegro molto moderato
 Ⅲ. Adagio molto
ヴァイオリン: 会田 莉凡 (1楽章 1st)、飯守 朝子 (3楽章 1st) ヴィオラ:林 廷玟  チェロ:黒川 実咲

●ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op. 74「ハープ」 
I. Poco Adagio – Allegro
ヴァイオリン:東條 太河、齋藤 碧 ヴィオラ:三国 レイチェル由依 チェロ:刘 嘉麒

●ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 10
 I. Animé et très décidé Ⅲ. Andantino, doucement expressif
ヴァイオリン: 石倉 瑤子 (1楽章 1st)、孫 皒引 (3楽章 1st)
ヴィオラ:于 明月 チェロ:黒川 真洋

●メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op. 13
 I. Adagio – Allegro vivace
ヴァイオリン:张 桦、蔭井 清夏 ヴィオラ:鄭 成優 チェロ:林 丕偉

●ブラームス:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op. 51-2
 I. Allegro non troppo
ヴァイオリン:城戸 かれん、福田 俊一郎 ヴィオラ:瀧本 麻衣子 チェロ: 矢部 優典

【弦楽合奏】
●メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op. 20
I. Allegro moderato ma con fuoco

コンサート

【奥志賀公演 満席のお客様と笑顔で終演!】

2019年小澤国際室内楽アカデミー奥志賀の一つ目の山場、奥志賀公演が無事終了いたしました。今月20日から始まった合宿の成果を見に、奥志賀高原 森の音楽堂まで足を運んでくださったお客様はなんと320人以上! 最後には追加でイスを出すほどの盛況となりました。

トップバッターを飾ったのは、平均年齢19歳の若手チームが奏でるハイドン。何度も壁にぶつかり、もがいたハイドン組でしたが、自分たちなりの答えに一歩近づけたようです。
2組目は、奥志賀経験者で固めたブラームス組。若手たちが追いかけたくなる先輩の背中を、しっかりと見せつけました。3組目が披露したのは、ベートーヴェンの「ハープ」。連日猛練習した成果を存分に音に表しました。
4組目にステージに立ったのは、ドビュッシー組。極限まで研ぎ澄ました集中力と繊細な音色に、演奏が終わってから拍手が鳴るまでしばしの間があったほど。全員がその余韻に浸りました。
5組目はメンデルスゾーン。奥志賀経験者と初参加が半々だったチームは、英語で一生懸命コミュニケーションをとり、素晴らしい四重奏を響かせました。
休憩をはさみ、クヮルテットの最後を飾ったのはシューマン組。まさに6組の最後を飾るにふさわしい演奏を披露しました。後には24名全員と、川本嘉子先生、ジュリアン・ズルマン先生もステージに乗り、メンデルスゾーンの弦楽八重奏を演奏。開演時には降っていた雨もいつの間にか止み、キラキラと日が差す音楽堂にぴったりの朗らかな弦楽合奏が、1週間にわたる合宿の成果を見ごとに表しました。
若いアカデミー生の成長が止まることはありません。「最後の2・3日でびっくりするぐらい伸びる」と話すのは、講師の原田禎夫先生。
東京公演は7月31日に紀尾井ホールで行います。チケット絶賛発売中です、ぜひご来場ください。

コンサート

【奥志賀公演 ついに明日!】

20日から始まった合宿もついに大詰め、明日は奥志賀高原にある、森の音楽堂での奥志賀公演です。
1週間に及ぶ集中的なレッスンと練習で、アカデミー生たちが受け取り、考えたものとはーー。今日のゲネプロで講師の一人から聞こえたのは「よく勉強してきた。あとはステージの上で音楽を楽しむこと」という言葉でした。
明日15:30からの公演チケットは発売中です。緑に囲まれた素晴らしいホールでの演奏を、ぜひ聴きにいらしてください。

コンサート


【奥志賀合宿5日目 合奏に続いて”聴きあい”練習も】

連日雨模様だった奥志賀ですが、今日は久しぶりに晴れ! アカデミー生たちが拠点としているスポーツハイム奥志賀と、演奏会が行われる森の音楽堂では、合奏練習に続いて、お互いのクヮルテットを聴きあう練習も始まりました。講師たちだけでなく、同年代の仲間たちとの切磋琢磨も、彼らを磨く大事な要素の一つ。ふっと目をやると、外には今が旬のニッコウキスゲや、雨に濡れて輝く鮮やかな緑が。奏者たちの背中をそっと押しています。